コラム つばめ発祥の地

昨日3月3日は桃の節句でした。

ご家庭によっては雛人形を飾るおうちもあるかと思いますが、この記事を読んでおられる方はいかがだったでしょうか。

さて、わたしは昨日こっそり東京都八王子市に行っていました。この街には、つばめという無料塾の総本山である特定非営利活動法人 八王子つばめ塾様の拠点があります。

3月は高校受験で大変忙しい時期にも関わらず、理事長の小宮様にお時間を頂き2時間ほどご挨拶の機会を賜りました。


左:小宮理事長、右:柿本


このお部屋で、5年半前につばめ塾を始められたそうです。当時はまだ珍しかった無料塾ですが、現在では八王子つばめ塾のモデルを踏襲した団体が全国で拡がっています。無料塾を立ち上げる志を持った方が全国各地から小宮理事長のお話を聞きに来るそうです。かくいう私もその1人で、今回は東海つばめ学習会を始めるにあたって、小宮理事長のこれまでの経験談を中心にお話を伺ってきました。その中で、特に気になったのが、東京都と愛知県の公立高校入試制度の違いです。


愛知県では全国で唯一複合選抜制度を採用しています。つまり、公立高校を2校受けることができる特殊な県なのです。そのため、比較的簡単に公立高校に進学することが可能です。失礼な話ですが、入学試験で名前さえ書けば合格する学校もあるとまことしやかにウワサされるくらいです。

しかし、他の都道府県では受けられる公立高校は1校です。経済的に裕福でない家庭の子どもにとって、この1校に進学できるかどうかが非常に悩ましい問題なのです。もちろん私学に進学できるはずもなく、15歳で人生の岐路を選択せざるをえないのが現状といえます。

すなわち、東京都では都立高校に進学することこそ無料塾にとっても子どもにとっても明確な共通目標であるのに対して、愛知県では少しでも良い公立高校に進学することをモチベーションにする子どもが多いです。なぜなら、それが望み通りの人生を歩む近道になるからです。

あくまで勉強は手段で、その機会は家庭環境によらず公正に与えられるべきという考えで東海つばめ学習会は活動します。


今回は小宮理事長の対話の中であったお話を論点に書いてみました。次回のコラムもお楽しみに。



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 初回の開催は2018年4月1日(日)です。 

 会場はJR勝川駅前 ルネック7階 研修室B 

人数には限りがありますので、 

事前にお申込みした方を優先します。 

ご予約はこちらまで

tokai.tsubame@gmail.com

(担当:柿本宛) 


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NPO法人 東海つばめ学習会(無料塾)

東海地方で教育機会に恵まれない子どもたちへ学習支援を行っています。