11-16 25 0713 江南教室/江南第二教室/永正寺教室
📘 東海つばめ学習会
2025年7月13日(日) 活動のご報告
江南教室/江南第二教室/永正寺教室
こんにちは。東海つばめ学習会の菊池知保です。
いよいよ夏の季節となりましたね。
こどもたちは、もう少しで夏休みです。
蒸し暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
熱中症や夏バテには、どうぞお気をつけくださいね。
7月13日も、江南市内の三つの教室にて、子どもたちと共に静かな学びの時間を過ごしました。それぞれの教室で扱ったテーマは異なりましたが、今日も少しでも新しい学びがありました。子どもたちのまなざしは、いつもまっすぐですね。
一人ひとりが、その子なりのリズムで、「考えること」「感じること」に向き合っている様子がとても印象的でした。学習に取り組む姿勢には、個性がありますので、その子に合わせたペースで学びを深めたいです。
今月もこうして無事に教室を開くことができましたのは、日々支えてくださっている皆さまのおかげです。毎回、全て無事であったときには、ほっとします。
いつも本当にありがとうございます。はじめてこの活動を知ってくださった方も、これから参加をご検討くださっている保護者の皆さまにも、この報告を通じて、教室の空気が少しでも伝わればうれしく思います。
🧑🏫 本日ご参加くださった先生方(敬称略)
TAKE先生/NANA先生/CHIKA先生/YOSHINORI先生/SOU先生/MASE先生
鈴木先生/桑原先生/稲熊先生
MAYUスタッフ/YOKOスタッフ
🖥 永正寺教室(10:00〜12:00)
はじめてのホームページづくり――AIと一緒に、夢をかたちにする時間
この日の永正寺教室では、ホームページの制作に初めて挑戦しました。
ふだん私たちは、ホームページを「見る」ことはあっても、「自分で作る」経験はなかなかありません。
だからこそ、今回はその一歩をみんなに踏み出してもらいたいと思い、チャレンジの時間を設けました。
私自身が感じていることですが、**AIと向き合うときに大切なのは、「自分の中にテーマや問いがあること」**だと思っています。
興味があること、気になること、調べてみたいことがあるからこそ、AIに尋ねたくなる。
そしてAIは、そんなときにこそ、いちばん力強い“伴走者”になってくれるのだと思います。
今回のホームページのテーマは、「自分の興味があること」や「将来の夢」。
子どもたちは、AIの力を借りながら、載せたい文章や画像を自分でつくり、
それぞれのページを思い思いに形にしていきました。
はじめての取り組みだったため、説明が不十分だった部分もあったかと思いますが、
それでも、子どもたちはしっかりと話を聞いて、集中して取り組んでくれました。
中には、AIを使って本格的なシューティングゲームを自力で生成していた生徒さんもいて、
その柔軟な発想と行動力には、正直こちらが驚かされるほどでした。
今回はまだ“はじめの一歩”でしたが、次回はさらに理解を深めながら、
この体験を「自分の技術」として身につけていけるように、もう一度取り組んでいきたいと思います。
私もまた、皆さんと一緒に学びながら、新しい世界を届けられるよう努力していきますね。
✍️ 江南第二教室(13:00〜15:00)
わからないを、ひとつずつ「わかる」に変えていく。――そして、ドーナツの穴をめぐる問い。
江南第二教室は、算数と国語を中心に学ぶ教室です。
この日も、わからない問題を先生に聞きながら、ひとつずつ疑問を解きほぐす時間となりました。
“わからなかったことが、わかるようになる”
その瞬間の笑顔は、何よりうれしいものです。
この日は、江南第二教室は、生徒さんの数が24名でした。
たくさんの方にお越しいただき、本当にありがたく思っています。
(📣 ※現在、算数のボランティアの先生を募集しています。個別に丁寧に教えていくスタイルを大切にしたいため、ご協力いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけください。konan@tokai-tsubame.com)
さて、休憩時間には、少し変わった問いかけをしてみました。
「ドーナツの穴は、存在するのか?」
ドーナツの真ん中にある“あの丸い空洞”――
それは、取り出すことができるのでしょうか?
ドーナツを食べたあと、その穴はどこにいったのでしょう?
そもそも、穴があるからこそドーナツらしい。
でも、穴って目に見えるもの? どこからどこまでが穴?
そんなふうに、あたりまえに思っていたことの境界線を揺さぶるような問いを、みんなで少しだけ考えてみました。
もちろん、正解はありません。こういう「答えのない問い」に向き合う時間を、
大切にしています。
大人になって、社会に出ると、正解のない問いにたくさん出会います。
そんなとき、自分の頭で考え、感じ、誰かと話してみる。
そうした「生きる力」の種が、こうした問いのなかにあると信じています。
学びは、テストのためだけでなく、“生きていくための力”にもなる。
そんな感覚を、ちょっとでも感じ取ってもらえたなら、うれしいです。
📚 江南教室(15:00〜17:00)
言葉を学び、音にふれて、心で感じる
江南教室では、学校で出された宿題や課題を持参してもらい、
わからないところを先生と一緒に解きほぐしていく時間を大切にしています。
テスト直しも丁寧に行い、「なぜ間違えたのか」を自分の言葉で振り返るようにしています。
特に英語はとてもシンプルな構造をもった言語ですので、
「主語」と「動詞」に注目し、文の基本的な“かたち”を身につけることを繰り返し伝えています。
後半の授業の冒頭には、CHIKA先生のフォニックス講座を行っています。
母音・子音・有声音・無声音など、英語の音の基礎をしっかりと確認しながら、
AからZまでの発音を、リズムよく・身体ごと覚えていく時間です。
実は私自身も、先生でありながらこの講座の“生徒”として毎回参加しています。
発音が自然と整い、リスニングの力もついてくるこの講座は、
子どもたちだけでなく、大人にとっても貴重な学びの時間です。
CHIKA先生、いつもありがとうございます。
そして休憩時間には、私の“個人的な趣味”として流した曲があります。
それが、**Chicagoの「You’re the Inspiration」**です。
日本では「君こそすべて」という邦題で知られているこの曲ですが、
直訳だけではたどり着けない、深い意味が込められているのです。
◆”Inspiration”(インスピレーション)の意味を辞書で調べてみると、こんな解釈がありました:
ひらめき、着想、感化を与えるもの、鼓舞する存在、霊感、息を吸い込むこと(吸気)
そして、曲のサビに出てくるこのフレーズ:(カッコ内は直訳)
You're the meaning in my life (あなたは、私の人生の意味)
You're the inspiration ⭐︎君こそすべて
You bring feeling to my life (あなたは、私の人生に感情をもたらす)
この言葉の“inspiration”は、単に「ひらめき」ではなく、
**in + spirit(魂の中に)**という語源の通り、
「あなたという存在が、私の心に息を吹き込む」というような、
とても静かで深い、魂に関わる表現だと私は思っています。
だからこそ、この歌の邦題が「君こそすべて」になるのです。
これは、直訳では辿りつかない領域です。英語を英語のままで理解することを体験できるフレーズの一つです。
直訳では出てこないけれど、言葉の奥にある意味を感じることの大切さを、子どもたちにも少しだけ伝えることができたように思います。
英語という言語を、ことばとしてだけでなく、音として、
そして心に届くものとして感じてもらう。
そんな時間にしたいですね。
🎁 ご支援いただいた皆さまへ
本日の活動にあたり、継続して、次の皆さまからのご支援をいただいております。
学習会を支えていただきまして、ありがとうございます。心より御礼申し上げます。
🍬 お菓子のご提供:一宮市 Gさま、名古屋市 Nさま
🧃 飲み物のご提供:江南市 Kさま
📚 学習テキスト・単語帳などのご提供:名古屋市 Nさま
また、会場をご提供くださっている
永正寺さま(永正寺教室)
江南市社会福祉協議会の皆さま(江南・江南第二教室)
そして、毎回温かく子どもたちを見守ってくださる先生方・スタッフの皆さまに、心より感謝申し上げます。
📅 次回のお知らせ
次回の8月の永正寺教室の活動日は、変則的となっておりますので、日程をお間違えにならないようお願いい申し上げます。
※永正寺教室は会場の都合により8月17日→8月24日に日程変更となります。
(江南・江南第二教室は日程変更はなく予定通り8月17日に行われます)
0コメント