11-15 25 0615 江南教室/江南第二教室/永正寺教室

📘 東海つばめ学習会

2025年6月15日(日) 活動のご報告

江南教室/江南第二教室/永正寺教室


こんにちは。東海つばめ学習会の菊池知保です。

いつも、私たちの活動をそっと支えてくださり、本当にありがとうございます。

6月15日の日曜日も、江南市内の三つの教室で、子どもたちとともに静かな学びの時間を過ごしました。

教室ごとにテーマは異なりますが、どの教室にも、それぞれの表情とまなざしがありました。

うなずいたり、考え込んだり、ときどき笑い声がこぼれたり。

そのひとつひとつが、子どもたちの「自分の言葉を見つけていく時間」になっていたように思います。

今月も無事に教室運営ができましたことは、私にとりまして、大変幸せなことです。関わってくださる方々、いつもありがとうございます。

はじめての方も、これから参加を考えている保護者の皆さまも、

この報告を通じて、教室の空気がほんの少しでも伝わりましたら幸いです。

🧑‍🏫 本日ご参加くださった先生方(敬称略)

TAKE先生/NANA先生/SOU先生/TAKA先生/AYA先生/伊藤TAKA先生/YASU先生/MASE先生/MEI先生

MAYUスタッフ


 🖥 永正寺教室(10:00〜12:00)

**AI検索という、新しい「調べる力」の形**

今回の永正寺教室では、AIを使った「新しい検索のしかた」を学びました。

これまで、何かを調べるときは、私たち人間が一つひとつのWebサイトを見て、情報をまとめる必要がありました。

しかし、AI検索は違います。

* **たくさんのWebサイトを同時に見に行けること**

* **言語の壁を超えて、英語や外国語の情報にもアクセスできること**

* **必要な情報をすぐに整理・要約して返してくれること**

これらの機能は、人間では到底まねできないスピードと正確さをもっています。

「この技術を使えば、今まで数週間かかっていた調べ学習が、わずか数分で終わることもある」

という事例に、子どもたちも先生方も驚いていました。

まさに、**“知る”ための道具が大きく変わる時代**。

その入り口に、今日みんなで立ってみることができました。


✍️ 江南第二教室(13:00〜15:00)

「サメはこわい?」—— 思い込みと向き合う哲学的対話

この日のテーマは、少し不思議な問い――

「サメって、こわいですか?」

あの大きな口を見ると、ゾッとしますね。想像力を働かせると、こわい感じがしてきます。

でも、私たちは、ほとんど陸上で生活していますし、仮に海に行ったとしても、サメが泳いでいる海域にはいくことはありません。


となると、話を進めていくうちに、こんな疑問が浮かんできます。


「それでも、なぜ“サメはこわい”と思ってしまうのでしょう?」

「漠然とした“こわさ”って、いったい何だろう?」

「思い込みやイメージが、私たちの考えをどうつくっているのだろう?」


そうした問いかけを通して、子どもたちは少しずつ、漠然としたみんなの考える「当たり前」を疑う目を持ち始めました。


自分の思い込みに気づくこと、前提条件を確認すること――


「考える」って、こういうことなんだという学びがあったように思います。


これからも、答えが一つには定まらない問いを投げかけていきたいと考えています。学校では答えのある問いに向き合いますが、実際に人は、答えがない問いにたくさん出会い悩むのです。


答えのない問いに向き合う力は、自分の人生を生きるためには必要な力であると私は、信じています。


📚 江南教室(15:00〜17:00)


いつも通りみんな、自分のわからないところを持ち寄って先生に聞いていました。

中学生はテストが近いですね。頑張ってくださいね。応援しています。

主語→動詞、この順が英語のエッセンス。ここを大切にしていきましょうね。


休憩時間に流したのは、Daniel Powterの『Bad Day』。


この曲は、タイトルだけを見るとネガティブな印象を受けるかもしれませんが、

実は、**「誰にでもうまくいかない日はある」**という現実をやさしく認めてくれる、とても前向きな曲です。


人生は、いろいろ大変なこと、課題が雨のように降ってきます。そんな瞬間を正面から受け止める曲は珍しいです。悪い日を一度、受け止め、肯定することによって次に進む歌です。


とくに印象的なのは、このフレーズ:

“You sing a sad song just to turn it around”

ー悲しい歌を歌って、悪い日(it)をひっくり返すんだ=今の現実を変えるんだ


このフレーズが歌全体の持つ、一見ネガティブな歌詞をポジティブな方向へ、ひっくり返すしかけになっています。


つまり、この曲はただ、悲しみを歌っているのではありません。

**うまくいかないことを、自分の中で受けとめ直し、

もう一度歩き出すための「うた」**なのだと思います。


「今日はだめだったな」

「失敗しちゃったな」


そんな日は誰にでもあるよね。――


「悪い日を、歌でひっくり返す」


それって、すごく前向きなことなんだと思います。

この曲は、

うまくいかない日があることを認めながらも、

最後にはやさしく背中を押してくれる、

そんな一曲でした。よかったら聴いてみてください。


🎁 ご支援いただいた皆さまへ

本日の活動にあたり、以下の皆さまからのご支援をいただきました。

心より御礼申し上げます。

🍬 お菓子のご提供:一宮市 Gさま、名古屋市 Nさま

🧃 飲み物のご提供:江南市 Kさま

📚 学習テキスト・単語帳などのご提供:名古屋市 Nさま

また、会場をご提供くださっている

永正寺さま(永正寺教室)

江南市社会福祉協議会の皆さま(江南・江南第二教室)

そして、毎回温かく子どもたちを見守ってくださる先生方・スタッフの皆さまに、心より感謝申し上げます。



📅 次回のお知らせ

次回の活動は、

2025年7月13日(日)を予定しています。

暑い夏が始まる頃ですが、教室の中では変わらず、子どもたちのまなざしと学びが静かに育っていきます。

また元気にお会いできるのを、楽しみにしています。


※江南・江南第二・永正寺教室7月20日→7月13日に変更となりました。

※永正寺教室は会場の都合により8月17日→8月24日に変更となります。江南・江南第二8月17日は変更ありません。

NPO法人 東海つばめ学習会(無料塾)

東海地方で教育機会に恵まれない子どもたちへ学習支援を行っています。