イベント 学習支援シンポジウム全国大会2025
2025年11月1日(土)に名古屋サンスカイルームで学習支援シンポジウム全国大会2025を開催しました。約80名の方にご来場いただき、感謝を申し上げます。
シンポジウムは東京・神戸・名古屋でローテーションしており、名古屋開催は3年ぶりです。
私が初めてシンポジウムに参加したのは2015年の京都開催でした。
そこで、衝撃を受けたんです。
世の中にはこんな人たちがいるのか、なんなんだこの活動は!と。
それから10年も経ちました。
あの時の自分の衝撃をみなさんにも感じてほしいという想いで、主催団体として1年前から準備をしてきました。
そして、団体同士のクローズでやってきたシンポジウムをもっとオープンにしようということで、一般参加者の受け入れもさせていただきました。
協賛企業として「NPO法人愛知子供の笑顔フォーラム」と「大和ハウスリアルティマネジメント株式会社」が支援をしてくださることになりました。
今回かかった会場費などをご負担いただいています。
こういう企業が協賛してくださることで、学習支援の取り組みについて理解を深めてもらえますし、社会的な認知度の向上へ繋げてもらえたらと思います。
また、愛知のカラーを出したい、参加した団体が学びに繋がる会にしたいという気持ちもありました。
そこで、名古屋市立大学大学院 人間文化研究科 准教授 松村智史先生と一般社団法人愛知子ども応援プロジェクトの藤野直子さんを講師としてお呼びしました。
松村先生には学習支援の社会的な役割についてお話をいただきました。前提知識は全部スキップして、突っ込んだ話をどんどんしてください。配信もないので、タブーなしで何でも自由にお願いしますと依頼したところ、しっかりぶっちゃけトークをしていただけました。
著書「学習支援によるケアとレジリエンス」必見です。
藤野さんは中間支援団体です。企業連携と実家基金についてお話をお願いしました。総論から、各論の部分。より具体的なところは藤野さんの得意分野です。
様々な企業と連携して、子どもたちに体験機会を生み出す取り組みをしていらっしゃいます。私たち現場団体というのは企業連携が苦手だよなと感じることが多々あります。実は企業もCSR活動をやりたいと思っています。でも、どうやればいいか悩んでいます。そこをマッチさせることをやってこられた方です。
実家基金は、”実家が用立てる”ように、手元にお金がなくて困っている子どもたちをサポートする基金です。修学旅行のお小遣い代がない、資格を取りたいけど受験料がない、部活動の交通費が払えないなど、教育機会を失わないためのサポートをしています。この基金は寄付付き自動販売機を原資にしています。そして、必ず現場団体に介して支給されています。現場団体の口座に振り込まれ、現金で子どもに手渡しをします。現場団体がずっとその子を見て支援を継続することを前提にしているからです。顔を見るということを大事にされています。
質問も数多く飛び出しました!
参加者みなさまの心にドンピシャ刺さる講演だったと思います。
松村先生、藤野さん、ありがとうございました!
恒例のグループディスカッションは今回12卓も立ちました。
テーブルはシャッフル、第1回・第2回・第3回はテーマも変えて、こちらも盛り上がりました。
いろんな人とお話できて、縁が繋がることができたと嬉しいお言葉をいただきました。
その後、懇親会は近くの神戸館にて。
来年のシンポジウムは東京開催だと決まりました。よろしくお願いします。
今回は冊子付きです。参加者リストや参加団体紹介などが掲載されていますよ。
表紙はAIが作ってくれました。
御礼とお写真をメールでお送りさせていただきます。
少しお待ちください。また引き続きよろしくお願い致します。
NPO法人東海つばめ学習会
理事長 柿本知樹
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