コラム 設立記念日2025

こんにちは、理事長の柿本です。

今日は2025年9月21日、NPOの設立記念日になります。

活動自体は2018年4月1日に始まりましたが、NPO法人で登記をしたのが2021年9月21日なのです。

活動は8年目で、NPOは5年目を迎えます。

この数日間はこれからの方針をじっくり考えていました。


少し話は変わります。

19日の金曜日に春日井市にあるSin Cafeさんでランチを食べました。

春日井西教室で「つばめ食堂」が毎週行われていて、教室開催前に子どもたちへ食事の提供をしています。その食事を毎月1回Sin Cafeさんが作ってくださっています。

恥ずかしながら、またご挨拶ができていなかったので、ランチと称して「いつもありがとうございます」とお伝えしにいきました。

Sin Cafeさんはとても喜んでくださって、春日井西教室を見学したときの感想も教えてくださいました。活動に感動されたこと、子どもたちのために大人たちが善意で行動していること、それが成立していることは素晴らしいと、そのように言ってくださいました。

私はふと良かったと思いました。やってきた甲斐があったんだなと。自分が何かをしたとかそのような大それたことを言うつもりはありません。春日井西教室を作っているのは理事で教室長の宇佐美さんであり、ボランティアで来てくださっている先生方や食堂を運営している方々のお陰です。

それでも、活動を始めたことによるきっかけで地域をまたがってこれまで想いを届けられていったことは価値のあったことだと感じます。


同じ19日の夜に、バンテリンドームへ行きました。

ヤクルト対ドラゴンズの試合です。

毎年1回くらいのペースで中野よもぎ塾の大西代表と野球を見ます。

大西さんはヤクルトのファン。ヤクルトといえばスワローズ(つばめ)です。

つばめ軍団に混じっていました。

大西さんといえば、無料塾をやっていると名前を聞く人です。

接点を持たせてもらい、お話をこれまでたくさんしてきましたが、本当に尊敬している方です。

子どもたちのためにの活動を突き詰めてやってこられています。

観戦後に食事をしながら、無料塾談義をしました。

そこで話題に上がったのが、大人のエゴで活動をやってはいけないということ。子どもたちのためにならないからです。そして、そのエゴを子どもたちは見透かすよというのです。その通りだと思いました。


「勉強を通して子どもたちが望み通りの人生を歩んでほしい」

そういう想いから東海つばめ学習会を始めました。


その活動がもっと広がっていってほしいという気持ちで、東海という名前にしました。

想いに共感してくださる方が増えて、それぞれの地域で同じ看板の下でやってくださり、東海つばめ学習会は少しずつ浸透しています。

その結果、無料塾の存在を知り、困っているところへ支援が届けられるようになります。


これからの方針としては、

⚫︎ 無料塾をやりたい人を継続して応援していく

⚫︎ 今ある教室を丁寧に

⚫︎ 私は各地域を回って現場でやっていらっしゃる方とコミュニケーションをとる

⚫︎ インターン活動を続ける

⚫︎ イベントごとは減らしていく


これまで本当に沢山の方に支えられて、共感していただき、活動を続けられてきたこととても嬉しく思います。ありがとうございます。

久野副理事長が昔言っていました。

東海つばめ学習会はみんなの小さな善意を集めて、大きな善意をつくっていると。

善意が集まった結果、今ここがあります。


一方で、とても大変なことがあるのも事実です。何度も苦労を伴いました。

会社員をしながらなので、プライベートのかなりをこの活動に割いてきました。

それに、物質的な報酬はありません、あるのは精神的な報酬です。

世の中には始めたものの継続できていない無料塾が数多くあります。

それはそうです、しんどいことがたくさんあるので。


一緒にやっているNPO法人チェリッシュの津田さんとよくお話をします。

子どもたちのためになるならやる、ためにならないならやらない。

このセオリーがとても大事なんだと思います。


原理原則に立ち返って、これからも継続していきます。

NPO法人 東海つばめ学習会(無料塾)

東海地方で教育機会に恵まれない子どもたちへ学習支援を行っています。