#14 事務局の想い
私は2023年からボランティアとして参加させていただいております、事務局の春田ひろなです。
「毎週勉強をしに来ていてえらいな」
「今週は新しい子が来てくれる!」
などと生徒の皆さんを想像しながら、日頃、生徒管理のお手伝いをさせていただいています。
そして講師としても時々お教室に伺い、子どもたちからたくさんパワーをもらっています。
私が東海つばめ学習会に参加したきっかけは、私の中学生時代に遡ります。
私はある田舎町出身で、中学校の同級生は4人だけでした。
のんびりした日常を送っていてた私は、いつの間にか高校受験のある3年生になっていました。
先生から「都会のみんなは塾で八巻をつけて受験勉強するんだよ」と言われても全くピンと来ませんでした。
ある時、理科の先生が「土日、みんなで勉強しよう!」と声をかけてくれて、同級生のみんなで学校に集まり、長い時は朝から夕方まで勉強しました。
その先生が即興で作ってくれた(答えがあるか分からない)数学の難問をみんなで解きあったり、友達が受ける高校の過去問を解いてみたり、みんなで切磋琢磨してたくさん勉強したのを覚えています。
その勉強会のおかげで私は、志望していた高校に進学することができました。
その先生は車で1時間以上かけて学校に来て勉強を教えてくえました。
そこまでしても私たちのために勉強する機会を設けてくれたこと、今の私があるのはその先生がいてくれたからこそだと思うと、その先生には感謝しかありません。
そして教育を通した支援が、子どもたちの未来を変えることもできるんだなと感じ、その大きな力に気づきました。
そんな経験のあった私は、その先生がしてくれたように、境遇に左右されずに子どもたちが勉強のできる機会を作りたいとずっと思っていました。
そして大学進学をきっかけに愛知県に来て、東海つばめ学習会に参加するようになりました。
私は愛知県に来て、学習支援の輪が広がっていること、高校生のボランティア活動が盛んであること、同じような思いの方がたくさんいることなど、新たな発見の連続でした。
そして、このように子どもたちのために学習の機会を提供してくださっている東海つばめ学習会の皆さんに出会えて幸せだなと感じています。
これからも少しでもお力になれるように頑張っていきたいと思います。
事務局 春田浩奈
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