インターン2期生 活動報告会

こんにちは、理事長の柿本です。
10月15日(日)14時から15時までインターン2期生の活動報告会を行いました。
今期インターン生は鷲野公稀さん、佐々木ちひろさん、前川侑里子さんです。
インターン活動ページにプロフィールも載っているので、ご確認ください。

2期生は今年の4月から9月にかけて活動しました。
内容は、教室の参加や運営、ディベートなどの企画です。
それぞれが主体的にやっているのが印象的でした。

振り返ると、瑞光寺教室では参加アンケートをインターン主導で実施してくれたのも良かったです。
実際のところ、参加者がどう感じているのか知るキッカケになったのと、改善点を洗い出せるということで効果的な取り組みだと思います。

自分たちが考えて動く、こういう経験は貴重なことです。
私自身も大学生の時に学習支援をやって、気付きを得たことが沢山ありました。

インターン生の皆さんにも支援を通して新しい発見をしてほしい、そんな想いの半年間でした。


そして、今回のインターンでは、ある課題を用意しました。
前田理事による考案「穴埋め」です。
その穴埋めというのが、下の3つです。


①教育格差をなくすために無料塾に必要なことは(  )だ。
②子どもたちが望み通りの人生を歩めるために私にできることは(  )だ。
③私にとっての東海つばめ学習会は(  )だ。


この穴埋めは、活動に対して真剣に向き合わないと答えることができないです。
考案した前田理事すごい!
何より、感性も求められます。
同じ物事でも人によって受け取り方は違いますから。

インターン生の回答を紹介します。

【鷲野回答】
①教育格差をなくすために無料塾に必要なことは「教育機会の提供」だ。
②子どもたちが望み通りの人生を歩めるために私にできることは「人生の相談役、アドバイザー」だ。
③私にとっての東海つばめ学習会は「気づきの場」だ。

【佐々木回答】
①教育格差をなくすために無料塾に必要なことは「偏見なく勉強を教えたり、将来の選択肢を与えること」だ。
②子どもたちが望み通りの人生を歩めるために私にできることは「教室に参加し、子どもたちに信頼してもらうこと」だ。
③私にとっての東海つばめ学習会は「様々な人と出会える場所」だ。

【前川回答】
①教育格差をなくすために無料塾に必要なことは「子どもたちに合った環境づくりをすること」だ。
②子どもたちが望み通りの人生を歩めるために私にできることは「知識、経験を増やすこと」だ。
③私にとっての東海つばめ学習会は「新しい自分に出会える場所」だ。

こうしてみると、三者三葉だなと改めて感じます。
自分と子どもたちとの関係性の捉え方がまるで違います。
気付きの角度も違います。

ただ、ひとつみなさん共通したなと思うのは、東海つばめ学習会を「場所」「場」として認識したことです。

この定義は面白いと思いませんか。
抽象的な概念で認識する人がいても良い中で、具体的な場として感じたということは、それは確かな場なのでしょう。
子どもたちはもちろん、インターン生にとっても将来還ることのできる場になってほしいなと思います。

実際のところ、これから社会に出て、いわゆるオトナになっていって、学習支援をした経験がどれだけ生きるのか私には分かりません。
少しでも良い影響があることを願っています。
半年という人生全体の1%にも満たない時間が何をもたらすのか楽しみです。


その日は報告会と勝川教室が終わってから、みんなで食事に行きました。
1期生や3期生の候補も来てくれて、世代を超えた繋がりもこれから生まれていきそうです。

何より自分1人で始めたことが、大きな輪となって拡がっていくことにしみじみします。
人や社会の為に役立つ人材を育成することが、つばめの理念です。
今後のインターン活動にもご期待ください。

NPO法人東海つばめ学習会
理事長 柿本知樹

NPO法人 東海つばめ学習会(無料塾)

東海地方で教育機会に恵まれない子どもたちへ学習支援を行っています。