#8 ボランティア講師の想い
こんにちは!
私は2021年11月より約1年、東海つばめ学習会にボランティアとして携わらせて頂きました岩澤祐佳と申します。
出身は山梨県で、仕事の縁で愛知県に来ました。
学習会に参加したのは子どもに関わるボランティアに興味があったこと、自分の知見を広げたいと思ったからです。
子どもに関わるボランティアに興味があるのは、大学時代にホースセラピーの活動をしていたことがきっかけです。
ホースセラピーとは子ども達、時に精神的、身体的に課題を抱えている方と一緒に馬との触れ合い活動をする取り組みのことです。
私自身、思春期に生きづらさを抱えていたことから同じ歳頃の子ども達に何か出来ないかと思うようになりました。
学習会への参加は、初めのうちは緊張しました。
誰かに勉強を教えること自体あまり経験のないことだったので、どう教えたら相手は理解しやすいのか手探り状態でした。
時には私自身も頭を抱える問題もあり、そういった際には子ども達と一緒になって必死に頭をひねりました。
ああじゃないか、こうじゃないか議論をしているうちに隣の席の子も混ざり皆で問題を解いた時は達成感と共に自然と笑みがこぼれました。
また自分よりひと回り以上歳の離れた子ども達、特に思春期に差し掛かってる子への接し方は初めは難しいと感じていました。
しかしこちらの緊張は相手にも伝わってしまうもの、とりあえずフランクに話し掛けることを心掛けてみたところ段々とプライベートのことや学校のことを子ども達が話してくれるようになり、初めは硬い表情だった子が笑顔を見せてくれた時は嬉しかったです。
学習会で子ども達と接していて、若い世代に伝えたいと思ったことがあります。
それは自分の人生の展望を持つことです。
自分はどうしていきたいのか、何を得たら自分は"幸せ"だと感じるのか。
このことを思春期の、今から自分の未来を創り上げる年齢に本気で考えることはとても大切なことだと考えています。
というのも、私自身その頃の歳頃にそういったことを本気で考えることがありませんでした。
大人になった今、いかにそれが大切かということを実感しています。
そして勉強をすることは自分の未来を創るための手段の1つです。
中高生の中には何のために勉強をしているのか分からないと思っている子もいるでしょう。
私もその1人でした。
ですが大人になった今だからこそ、その意義が分かります。
勉強するのは将来の自分の可能性を広げるためです。
中高生時代に勉強することの直接的な恩恵は見えてこないかもしれませんが、きっと将来自分が何かしたいと思った時に少しでも学びが多い方が選択肢は確実に増えることでしょう。
私事ですが、私はこれまで様々な環境に身を置いてきました。
時にはボランティアのスタッフ、時には毎日多様なお客様と接する仲居、また時には農家の働き手として。
色んな環境や人々を見て感じたことがあります。それは"当たり前"とされる感覚はその場所によって異なるということです。
私にとっての"当たり前"は誰かの"当たり前"ではない、これは出会った方達から教えて頂いた大切な教訓です。
様々な世界を見ることで自分の世界は広がり、他人に対しての理解も深められていると感じています。
現在、私には海外に行きいろんな国の生活や文化に触れてみたいという夢があります。
もっともっと自分にとって"当たり前"じゃない世界を自分の目で見て自分の世界を広げたいです。
そしていつか、つばめ学習会さんにご報告を兼ねて再訪したいと思っています。
その時には、今よりも子ども達に何かお話できることも増えていることを信じて…!
ご清覧ありがとうございます。
2022年10月22日
岩澤祐佳
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